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会社設立Q&A@〜前株、後株って?〜

株主総会

前株、後株って?


 

前株の会社とは(例)「株式会社はやし商事」のように「株式会社+商号」のことをいいます。

 

後株の会社とは(例)「はやし商事株式会社」のように「商号+株式会社」のことをいいます。

 

会社といえば、株式会社をイメージされる方が多いと思いますが法律上、株式会社のほかに合同会社、合資会社、合名会社があります。

 

また「有限会社」という会社も耳にされたことがあるかと思います。

 

有限会社は平成17年に会社法が施行される前は株式会社と別の種類の会社として制度化されていました。

 

しかし現在、有限会社として存在する会社は会社法施行後は正式には「特例有限会社」といい株式会社として扱うことになりました。

 

会社法が施行されるまであった有限会社は特例として現在も存在することは許されますが、新しく有限会社を設立することはできません。

 

会社を設立すること=会社の設立登記をすることであり、決めなければならない事項の一つとして会社の名前があります。

 

会社の名前のつけ方の基本的なルールとして商号=社名に会社の種類をいれなければなりません。(会社法第6条2項)

 

「○○株式会社」、「△△合同会社」というようにです。

 

なぜ会社の種類をいれる必要性があるかというと、会社の種類ごとに株主、社員、役員などの機関設計、責任の範囲が異なりますのでその会社とお取引をする第三者が会社の名前を見ることで、どのように取引をすればいいかの判断をするためです。

 



前株、後株はどっちにしたらいいの?

質問に答えている司法書士

先述した通り、株式会社の名前を決める際に「株式会社」の文字は入れる必要性がありますが、社名の前につけるか後ろにつけるかは自由です。

 

一般的には前株の会社は比較的社歴が浅い会社が多く、後株の会社は社歴が長い会社が多いようです。

 

東証上場企業の場合ですと6割が後株、4割が前株です。

 

中小・零細の株式会社を全部含めた場合、統計的なデータはありませんが前株5割、後株5割ぐらいのようです。

 

前株をつけるメリットとして「株式会社」という会社の種類のなかでも一番メジャーな会社形態をアピールできることだと思います。

 

弊所のご依頼者様のほとんどの方も今から株式会社を設立する=(当たり前ですが)新規企業ですので、前株を選択される方が大半です。

 

当職のおすすめとしましては、前株、後株どちらも声に出してみて感覚的にすっきり通りがいい方にすればいいのではないかと思います。

 


 

株式会社設立登記についての業務記事はコチラ→株式会社設立登記

 



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